恵庭起業塾(1回目)に参加してきました!
掲載日:2017.08.07
こんにちは。移住担当Yです。
先日、恵庭市市民会館で開かれた恵庭起業塾へ参加してきました。
恵庭起業塾とは、起業する際のビジネスプランや事業計画等、事業成功のノウハウを学ぶ場で
起業をサポートする企画です。
「恵庭に移住してお店を開きたい」という素敵なご相談をいただくこともあるので、
起業ってどんなかんじかな?と思い、参加することとしましたが、私はビジネスや
経済については一切勉強したことがないので、理解できるのかは正直不安なところでした。
第1回目のテーマは「市場戦略としてのマーケティング」です。
小樽商科大学の近藤公彦先生の講義をお聞きしました。
内容はとても濃い2時間半だったのですが、一部だけご紹介します。
マーケティングとは、ニーズを探り、ターゲットを決定し、ライバルを見極める起業のためには必要不可欠なことのようです。
Q.あなたは百貨店で化粧品を買いました。あなたがほしかったのはなんですか?
化粧品では??と思いましたが
答えは、美しさ です。
言われると、ああ~!と納得するのですが、求められている目的よりも目に見える商品を
売っていることに意識は向きがちです。
「こんなお店を始めたい」という想いから起業の準備がスタートすることが多いので
商品を基準に考えてしまいますよね。
たとえば、自動車は便利な移動手段という目的をもった商品ですが、商品の本来の目的とは関係のない「走るプライベート空間」という価値を付加することで、顧客の潜在的なニーズに応えて売り上げを伸ばすらしいのです。
なるほどとは思いますが、他では提供していない価値を見つけるのはなかなか難しいですね。
他とは違う唯一の存在となるためには、これまでになかった市場を創出することも手段のひとつだそうです。
セ○ムさんの警備保障も、T○TOさんの温水洗浄便座も、それまで需要の存在が知られていなかった市場を開拓した例です。これはもう、発明に近いくらいの新しい発想ですね。
理解はできましたが、これを実践しようと具体に考えるとなかなか思い浮かばないものです
また、起業する際には市場を細分化し、ターゲットを決定するという作業が必ず発生します。
兼用住宅でお店を開店する場合等は、居住エリアの決定にも関わってきますね。
建物の用途・規模によっては建築・開業できるエリアの制限もあるため、しっかり調査が必要です。
これは移住自体にも関わってきますね。住みやすい地域、さらにお店のターゲットに価値を届けられる位置に。
確認することが多いので、まずは住んでみてまちの様子をつかみながら、起業準備を進めても良いのかもしれないですね。
移住の際に起業をしたいというご相談をいただいた際に、あわよくば何かアドバイスしたいと思い今回受講しましたが、そんなに甘くはないことがわかりました。
こんなにも考えなければならないことがたくさんあるなんて!と頭をかかえていますが、まだ全6回の起業塾のうち1回目です。
成功するための仕組みを理解し、自分のものにしなくては。
わたしの拙い知識ではまだまだフォローしきれませんが、市では毎月1回のペースで中小企業診断士による起業相談会も開催しているので、こちらではじっくりご相談に乗れるかと思います。
是非ご利用ください!