そんな庄子さんも、もちろん最初の頃は、失敗もあったそう。どんな失敗だったのか、そもそもフロントのお仕事とはどんなものなのでしょう？
「お客様のチェックインとチェックアウトが主な業務です。個人やコンペ（グループ）で来るお客様それぞれの、スタート時間やスコアの集計方法、料金、精算方法、お食事の内容、などを確認し、レストランや、スタート室などの担当部署に伝えます。そして、お昼の休憩を挟んで、午後は主にチェックアウト、精算などの業務になります」。フロントでの業務がとても重要なことがわかります。「特に料金については、団体様の優待料金や、ネット予約の場合の料金設定などがあり一律ではないので、覚えるのは大変でした。実際、計算を間違えてしまったことが何度かあるんです」。接客のプロに見える庄子さんにも、そんな時期があったとは！先輩いわく「間違いは誰にでもあります。でも彼女はお客様から注意を受けることはほとんどありませんでした。心からの対応がお客様に伝わるからなのではないでしょうか」。「実は、就職前は社会に出て働くことが少し怖かったんです。でも、ここでお会いした、人生の大先輩や、経営者の方たちは、顔と名前を覚えてお話しすると、みなさん親切な方ばかりでした。今では、この仕事をしていなかったらお会いできないような方たちとやりとりできるのが、とても楽しいですね！」
そんな庄子さんのオフは、愛犬と家でまったり。特にオフシーズンの冬場には、長いお休みも取りやすいそう。「自分にできることを一生懸命して、気づいたらここにいた」という庄子さん。これからはその誠実さや笑顔が、後輩の目標となることでしょう。